エゴ
夫の療養生活のお世話をするようになって、ちょうど一年。
お世話をする中で、夫に対し、”もっと、こうならないのか”と、もどかしさを感じることもしばしばです。
そんな時わたしは、どこか夫と自分とを同一視しているのだと思う。
自分はこんな風にはなりたくないという思いが、自分の中に見え隠れしていることに気づく。
不自由な夫を見ていると、健康であることの大切さ、自分をいたわることの大切さを、学ばせてもらっている気がする。
また、私自身がこれからどうやって生きていこうかと、考えるきっかけも、もらっている。
そうするにつれ、穏やかに死を受け入れることができるように、今から備えをしておきたいという思いが、一層はっきりしてきたと思う。
そして、これからは、夫の本質的・普遍的な部分も見ながら、彼の内側に本来光輝いているものを見つめられるように、末永く見守もっていきたい....。
そう、幸せは足元から。
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