こころのコンシェルジュ
最近、ふっと思うことがある。
心は人からは見えることがなく、また、年齢に関係なく変化し続ける可能性をもっている。
だからこそ、自分の心がけ次第でいつからでも磨く価値がある。
わたしは以前は、自らを主張することにばかりに重きを置いていて、「聴く」ことの大切さを知らなかった。
しかし、ヨーガ療法士として人の心にも触れるお仕事をするようになり、人の話を聴くことの大切さをひしひしと感じるようになった。
そのような気づきから、私は現在、所属しているヨーガ療法学会の卒後研修にて、更に心理的な学びを深めている。
学びを深めるにつれ、自分がこれまでいかに、思い込みの中で人を判断してきたかということに気づいた。
そして、実際普段の人間関係にも、そこでの学びが役立っていると感じている。
そういえば、わたしたちは学校教育で、「心」や「聴き方」について学んだことはない。
しかし、セラピストとしてだけでなく、一人の人としても、とても大切な学びであると、感じている。
ヨーガ療法学会理事長の木村先生は、人の話を聴くことについて「黙って座ればピタリと当たる」「一を聴いて十を知る」とおっしゃる。
頭では理解できるが、実際それをしようと思うと、なかなか難しい。
言葉の裏側に潜む話し手の気持ちをいかに受け止めるか。
豊かな人間関係を気付くツールとして、生きる智慧として、今後も学びを続けていきたい。
そう、幸せは足元から。
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