変わりゆく季節を感じる


10月に入りました。


朝、窓を開けると、今までと違う、ひんやりとした風を感じる季節になりました。


わたしの自室には、窓辺にサンキャッチャーがかかっており、窓を開けると光が反射して白い壁を虹色に彩ってくれます。


それを眺めつつ、その光を放出している太陽のことや、宇宙のことにまで思いを馳せつつ、時間とともに色味が変化していく様も、また味わい深いものです。


その、変化する光をみながら、わたし自身もまた変化をしている存在なのだと、そんなことを考えたりしています。



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先日、母と妹と的山荘という、大分では有名な料亭にランチに出かけました。


的山荘は、見事な日本庭園に囲まれており、こちらの写真も、そこで撮影をしていただいたものです。

撮影時は5月。


新緑が美しかった庭園も、秋の装いで、あたりには金木犀の香りが漂っていました。


季節もまた、変化していくことを感じた時に、”わたしは今生きているのだ”、と思いました。



去年の今頃は夫が療養中で、そのお世話に奔走していたため、季節の移ろいを感じる余裕すらありませんでした。


ですが、それも少し落ち着き、今ここを感じる余裕も戻ってきました。


”今ここ”を感じること、それはそのまま、生きている実感を深めていくことのように感じています。



そう、しあわせは足元から。