ヨーガをはじめたきっかけ④新たな世界観との出会い
わたしがヨーガに親しむきっかけを作ってくださった、故:川畑先生には、5年ほど学ばせていただいたことになります。
その頃のわたしは、30代。
先生は常に新しい知見に敏感で、前衛的な存在でもあり、わたしたち生徒はその先生の存在に触発され、憧れていました。
理論的な方でもあり、毎回のクラスでは必ずプリントが配布され、そこでヨーガや食養に関する様々な知識や考え方を学ばせていただきました。
配られたプリントの中には、今でも保管しているものがあり、その中のひとつにはこんなことが書かれていました。
“不変な自己と常に変化する肉体”
あなたは明日死ぬかもしれないことを理解していますか?
あなた自身またはあなたが一番愛している身内は明日いなくなるかもしれないことをよく理解しておきなさい、とヨーガはいいます。
用意はいいですか?
あなたが死んだら、どうなるのでしょうか?
こころは死にません。
こころは永遠のものです。
わたしは当時、こういった言葉から、それまで考えたことのなかった自己存在についてや、生や死のこと、ひいては宇宙的な観点から物事を見ることを学びました。
変化する現象の背後にある、不変なる自己
それこそが本質であるとは、ヨーガの教えの根底に流れているものですが、川端先生はこのようなヨーガの世界観をはじめてわたしに伝え、導いてくれた人となりました。
そう、しあわせは、あしもとに。
(⑤につづく)
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